これで特別番組での4話一挙放送分は終わりだ。感想その④
13話の内容
連続猟奇殺人の犯人が来生であることを確信した凪は、彼女と戦うべく、準備を整えて病院へ向かう。その様子を遠くから見ていたモ・マーダーは、凪に言われた「あんたは良い人だな」という言葉と、以前殺害した少年に言われた「忘れようとしていることを食べて増える虫」の事を考え、凪を救うべく行動を起こすのだった。
病院についた凪は、警備員を通して来生に面会をするために病院に入るが、看護師に来生が帰宅していることを知らされ、病院から出ることに。一方その様子を見ていたモ・マーダーは、看護師が窓から病院を出た凪を麻酔銃で行動
不能にさせ、来生が凪を殺害する様子を予知能力で視たため、看護師を刺し、その看護士が
ピジョンであることに驚くのだった。
ピジョンは
スケアクロウが殺されたことを恨んでおり、その復讐をしたいという思いを来生に利用されていた様で、
ピジョンを刺していたところを、さらに背後からきた来生に刺されたモ・マーダーは、4階の窓から凪の目の前に投げ出されてしまう。
モ・マーダーがなぜか重症の状態で落ちてきたことに、驚いた凪だが、来生が目の前に現れたため、考えていた作戦を実行し、人気のない池まで誘い出し、来生に電気ショックを与えることに成功する。急激な進化に耐えていた体に、電気ショックを受けてそのバランスを崩し、崩壊していく来生の身体。そこへ
ブギーポップはとどめを刺すのだった。
来生を始末した後病院へ戻った凪は、モ・マーダーに声を掛け、遺言を聞くのだった。そんな凪の無事を確認したモ・マダーは安心し、虫も悪くないと言い残して死ぬのだった。
そんなモ・マダーを見届けた凪に、
ブギーポップは事件の後処理は、この事件の後ろに構える大きなものに任せればよいと伝え、たとえ濡れ衣だとしても、
精神科医が犯人だという真実が伝わり、関係ない患者まで奇異な目にさらされるよりは、モ・マダーがその役割を負ってくれた方が良いと、凪を説得するのだった。
ブギーポップの存在を知った凪は、今回の事件の結末に納得できないと素直に気持ちを述べるが、
ブギーポップは世の中は一面だけではないことを伝え、凪がこれからも正義の味方をするなら、またどこかの場所で会えるだろうと、
スケアクロウがつぶやいた言葉から名前は「
ブギーポップ」だと伝えるのだった。
ブギーポップは自分の名前の由来の話を終え、エコーズといた世界が終わり始める。
霧間凪が闘いつ続けた結果、
マンティコアとエコーズが世に放たれ、その結果エコーズの理解者である紙木城が殺害される運命に繋がったことを受け止めるエコーズ。そして、これからも世界を見つめ続けると
ブギーポップに伝え、消えるのだった。
ここから感想
この話は事件のまとめの要素が強かったね。
にしても末間、怖い思いはしなかったけど、猟奇殺人のターゲットにされていたことを後で知るっていうのは、確かに人生観を変えるきっかけにはなるよね。でも、
ブギーポップの言っていた通り、末間は冷静に対応して世界の敵にはならなかったと…。末間の性格が揺るがないことがよくわかった。凪と同じくらい、精神力が強いな。
それとモ・マーダーに父親と
スケアクロウを殺されていることを知らずに、今回の結果を迎えた凪。この二人が、凪が恐れる「身近な人間に先立たれること」につながる分、モ・マーダーがやったことはだいぶ「悪い事」につながるのだけど、それを知らないで済んだのは、世界の多面性に救われたってことかな。
で、今の高校生になった籐花達の成り立ちが分かったところで、現代に戻るのかな?
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