ヨコシマなしましまアニメ感想

アニメの感想を、ひたすらに載せていくブログ。ネタバレが基本姿勢。※他所からの引っ越し作業中

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 第10話「私の名前」

 二葉さな回が続き、一応一歩踏み出す決意は見せたので、これが彼女の成長のりしろ分だろうとは思う…。でも、なんだろうなこのすっきりとしない話の流れ。

 

今週の内容

木漏れ日の中で目を覚ましたさなは、自分を模したような人形を抱いていた。家の前では、三脚を使ってカメラの調整をしていた父親らしき人物が、母親らしき人物と共にさなを笑顔で呼んでいた。これに喜んで走り寄ったさなだったが、途中で転んでしまい、抱いていた人形は壊れてしまう。

ひとりぼっちの最果ての世界が壊れる中、さなと同じ容姿になってさなに対峙していたアイは、最期の言葉を残して消滅し、彼女に刺さっていた短剣が地に落ちる。アイの名前を呼んで泣くさなを見ていたいろはは、状況が許す限りそっとしておこうと言う面持ちでいた。ひとりぼっちの最果てを構築していたアイが消滅したため、空間が一瞬停電した様に暗くなり、本格的に崩壊をはじめる。排水溝に水が流れるように、勢いよく現実世界へ排出されるいろはとさな。さなは飛ばされながら気を失ってしまい、返信が解けてしまうのを見たいろはは、空中で彼女の手を取り、神浜の街の上空に放り出されてしまう。この様子を、アイによって結果の外に弾かれていたアリナは、眉を寄せて見ているのだった。

神浜セントラルタワーに、ひとりぼっちの最果ての出口があるはずだと考えたやちよと鶴乃、フェリシアは、ヘリポートに石像とパラボラアンテナを掛け合わせたようなもを発見し、鶴乃は何気なく一つのスイッチを触ってしまう。

引き寄せモードがMAXの状態になったアンテナは、電源と思われるコードを引きずりながら歩行し始める。このアンテナの出す電磁波により、地上にあった自転車やゴミ箱が浮き上がり、ひとりぼっちの最果てから出たいろは達も引き寄せられていく。

自分の出した魔女も、神浜セントラルタワーのアンテナに引き寄せられているのを見たアリナは、引き寄せられている魔女の一つに乗っかり、それぞれの魔女を持っていたキューブに淡々と仕舞っていく。

引き寄せる力は、アンテナに自販機が衝突して破壊されたために突然無くなり、さなを掴んでいたいろはは、引き寄せられた物体と同じようにヘリポートへ投げ出される。

ウワサもアンテナも壊された天音姉妹は、マギウスの翼の幹部としてこの状況に文句を叫ぶが、やちよ達はいろはとさなが無事であることを確認し、それぞれ視線を送って笑顔になっていた。

タワーに下りていたアリナは、目に怒りを宿してやちよ達を見回したのち、回収した魔女を放出して攻撃を仕掛けてくる。同じ魔女が何体も出現したことに驚くやちよだが、フェリシアは構わず突進していく。

魔女の出す糸の塊のようなものを避けつつ、やちよはウワサの中で魔女を育てているのかと問いただすが、天音姉妹はウワサも魔女も解放に必要なことだと、はぐらかす。

しかし、そう言ってやちよ達がアリナの攻撃を受けている様子を見ていた天音姉妹にも、魔女の攻撃が降りかかり、彼女たちはアリナに文句を漏らす。

そうこうしているうちに何度も突進してくるフェリシアに対し、アリナは振り子状の魔女を高速回転させ、さらにフェリシアの動きを止めるように彼女の周囲に魔女から出た赤い糸の塊を放出させる。一瞬周囲を見渡したフェリシアに、上空から鶴乃が声を掛け、二人は手を合わせて合体技を繰り出し、鶴乃の炎を纏ったフェリシアのハンマーが、アリナがけしかけてきた魔女の一体を焼き払った。

魔女はアリナの作品だったようで、さらに苛立ったアリナが自分の身体から絵具を発生させ始め、彼女が足場にしていたマリア像を覆い始める。この攻撃に見覚えがあったいろはは鶴乃とフェリシアに触れない様に注意するが、残った魔女に囲まれていた二人はどうすればよいかと動揺してしまう。

怒りで顔を歪めていたアリナの帽子を、この場に現れた巴マミが銃で打ち抜き、勝手をし過ぎるとその場を収め始める。天音姉妹に魔女を回収させたマミは、アリナに銃口を向けたまま魔女が育ちすぎている件について詰問するが、アリナは帽子を拾って去って行ってしまう。

マギウスの翼を取りまとめているみふゆも到着する中、フェリシアはマミの胸元のリボンに、マギウスの翼のシンボルが下げられているのを指摘して、いつでも攻撃ができる様に腰を落とす。

マミは、構えを解かないやちよ達に振り返り、先日の口寄せ神社での衝突は無理解だったと詫び、魔法少女となった見滝原に居る少女たちを思い浮かべながら、自分はすべてを救って見せると独り言ちる。

またもやみふゆがマギウスの翼達を逃がす役割を担い、彼女たちが消えた後に目覚めたさなは、アイの名を呼んでみるが、そのつぶやき答えるものは誰もいないのだった。

翌朝のテレビのニュース番組では、神浜セントラルタワーのヘリポートが損壊した原因について、雲に電磁波が発生した現象を上げ、さらに停電についても触れていた。

みかづき荘の一部屋をさなに貸すことになったのか、二人部屋の掃除をするやちよといろは。さなも、やちよに何気なく話しかけられ、指示通りに動いて行く。そんな彼女に、いろはは、ここにいる子はみんな魔法少女だからと、透明人間と揶揄されていたさなの事も、見聞きできると伝えるのだった。

部屋ではチェスを見てアイを思い出して沈んだ表情を浮かべ、食事の後はじゃれ合う鶴乃とフェリシアを避けるようにすぐに自室に戻ってしまうさな。ずっと沈んだ状態のままの彼女の態度に、フェリシアは辛気臭いと声を上げ、いろはは自分たちが居場所になれるだろうかと不安そうにする。そんな彼女たちに、さな次第だと見守る姿勢をみせたやちよは、戸棚に入れていた自分のマグカップにひびが入っているのを見て、思いついたことがある様子で、振り返るのだった。そのころさなは、あてがわれた部屋のベットで、アイとの思い出のチェスをスマホアプリでしていたが、その表情は曇っていた。

さなをつれて、みかづき荘に住む全員と鶴乃を加えたメンバーはマグカップを買いに出かけた。全員が自分のマグカップを選ぶ中、いろはは猫が良い言うさなに、猫の柄のマグカップを見つけて見せていた。

一方牛柄が良いと即決したフェリシアに、鶴乃は理由を聞いていた。肉も牛乳もおいしいく、おいしい料理が食べられる牛は、仲良し家族の象徴なのだと真剣に話すフェリシア。良い話になるかと思いきや、次にフェリシアが話したのは、鶴乃は回鍋肉を作るのが上手いから、豚の柄のカップにしたらどうだという提案だったため、鶴乃はなんか違うと叫ばずにはいられなかった。

すこし寂し気にカップの棚に向かい合っていたやちよは、いろはに話しかけられ、気を取り直したように口元に笑みを浮かべながら、一つのカップを選んでいた。

みかづき荘に戻り、皆のカップをテーブルに並べて、今日の買い物の成果を目で見て楽しんでいたいろは達。鶴乃が家族みたいだと満足そうに言うと、その言葉にさなは反応し、いろはが夕食の準備をしている間に、自ら自分の家に戻っていく。

家の自室の前には、今日の夕食が用意されていた。ひとりぼっちの最果てに閉じこもっていた期間を考えれば、さなが部屋にいないかもしれないことも想像できるはずであるが、まだ自分が部屋に引きこもっていると考えられていることに、さなはうなだれる。

更に家の奥に入って行くと、母親と再婚相手である父親、そしてその息子たちが家族団らんをしていた。模試でトップの成績だった、チームのセレクションに合格した等、兄と弟の華々しい話を聞いて満足そうな父親と、そんな家族が一緒なら、何でも乗り越えられると喜ぶ母親の会話と、今晩出されたケーキが4等分なのを見て、さなは家族だった人たちと別れを告げる。

自宅から荷物を持って出ていくと、灯が点された家々から子供を呼ぶ親たちの声が耳に入ってきたさなは、自分の名前を呼んで、手を伸ばしてくれたいろはの姿を思い出し、自分の変えるべき場所を見つける。

みかづき荘に戻ってきたさなに、いろははお帰りと言い、ゲームをしていた鶴乃とフェリシアはさなをゲームに誘う。そこへ、ゲームは夕食の後だと時間を区切るやちよの声が加わり、フェリシアへの小言ついでに家事の分担の話をはじめ、フェリシアとさなも夕食当番へと加わる事になるのだった。自分から当番を来週からやると進み出たさなの顔は、穏やかに笑っていたのだった。

少し霧の立ち込める庭で、ウワサが消されたことを報告するみふゆとマミ。報告を受ける相手は二人とも顔が明かされることはなく、特に指示が下った様子も無かった。

住処に戻ったみふゆは、やちよとの対立について悩んでいたが、天音姉妹が訪れたため、彼女たちへの対応を始める。違う制服を着た天音姉妹は、いつもコンビニで買ったものや、外食で済ませるみふゆの食生活を見かねて、台所で調理を始める。そんな二人を、みかづき荘でみたやちよともう一人の少女が料理をする様子に重ねたみふゆは、自分が心配をかけていた事に気付き、この子たちも救うのだと、決心を新にするのだった。

みかづき荘では、さっそく買ったマグカップにお茶を淹れて、居住者と鶴乃の全員でテーブルを囲んでいた。いろはが妹を探していると言う話を聞き、それがウワサと関係があるかもしれないと知ったさな。さらにいろはの妹のうい以外にも、病室が一緒だった灯花とねむの名前を出したいろはに、さなは柊ねむならマギウスの一人だと告げる。

 

ここから感想

いや、ヘリポートの当たりの天音姉妹が、あまりにも使えない幹部キャラだったことが気になるのだけど、原作をご存じの方はこの辺に違和感とかないのかな。

それにしても、エピソードだけが消化されていくだけで、キャラの掘り下げまで手が及んでいないのが見づらくて仕方がないな。規模を縮小するとか、まどかマギカと同じ世界戦でやってくれれば、こんなに付加価値を色々つけて身動きが取れなくなることも無かったのではと考えてしまう。キャラもできるだけ少なくするべきだったね。

で、マギウスの一人の名前が分かったところで、次はどっちに行くのかな。そろそろかえでを救ってほしいところなんだけど、マミさんも登場してしまったし、見滝原の方も動き出してしまうのだろうか。まぁ、作っていると本編の人たちは全員出してしまいたい気持ちは分かるけど、これ以上はキャラを動かせられないんじゃないかな。

 

にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ