ヨコシマなしましまアニメ感想

アニメの感想を、ひたすらに載せていくブログ。ネタバレが基本姿勢。※他所からの引っ越し作業中

盾の勇者の成り上がり 第8話「呪いの盾」 感想

早速工具を使って、娘たちに装飾品を作ってやるお父さんの図は、微笑ましかったな。しかも今回は生後一か月の鳥によるゲーをお披露目。この作品はいつからこんなのほほんとみていれるようになったのか。本当に不思議だ。

 

今週の内容
東方の村に行く途中、ラフタリアとフィーロが眠る中、金細工でラフタリアにはブレスレットを、フィーロには髪飾りのようなものを作る尚文。
朝になり、村に向かう道で逆方向に向かっている母子と思われる二人組に、村には行かない様に忠告を受ける。薬を売りに、例の村に到着した尚文たちは、フィーロを見て神鳥の聖人が来たと喜ぶ村人に、治療師が呼び出され、彼の案内で疫病で苦しむ人たちが集められた場所の様子を見ることに。
薬の薬効向上のスキルを使って、人々の応急処置を施す尚文だが、根本的解決には至っていないため、治療師たちに疫病の原因を尋ねると、剣の勇者が倒した山のドラゴンの死骸が腐り、毒を発するようになったことと、その毒素が風に運ばれてきていることが原因だというのだった。
山には魔物が住み着いているため、並の冒険者では近づくこともできず、事態を国に報告しても、勇者は忙しいため、近々薬が届けられる見込みだという。
現状を確認した尚文は、危険手当込みで銀貨500枚の報酬でドラゴンの死体処理にあたることにしたのだった。
身軽な状態で山に登ろうと考えていた尚文とラフタリアだったが、馬車に執着したフィーロのわがままで、馬車に食料と武器になるものを乗せて出発するのだった。途中に現れた魔物は、盾の防御魔法とフィーロ突進によって蹴散らし、無事にドラゴンの死骸まで到達する一行。
毒素が濃いため、すぐに死骸の解体処理を終えてしまおうとした尚文たちだが、目の前でドラゴンゾンビが誕生してしまい、引き返そうとする。しかし、ドラゴン嫌いのフィーロが勝手にドラゴンゾンビに攻撃を始めてしまい、フィーロの飛び蹴りが効いているように見えた尚文は、ドラゴンのポイズンフライを防ぎながら、村の被害などを考え、戦うべきかを迷ってしまう。
その間にも、フィーロはドラゴンへの攻撃をやめず、尚文がラフタリアの毒の影響を考えて、撤退を決めてフィーロを呼んだタイミングが悪く、フィーロはドラゴンゾンビに食べられてしまうのだった。
その様子に、また大事なものを奪われる「怒り」の感情を覚えた尚文は、盾の力「カースシリーズ」の憤怒の盾を発動させ、ドラゴンゾンビを自分を貶める敵・マインと重ねて、攻撃を繰り出し始める。その様子に、ただなら気配を感じたラフタリアは、尚文が正気に戻るようそばで声を掛け続けるのだった。
ラフタリアの声で正気に戻った尚文は、ラフタリアの衰弱した様子に、盾の力が影響したのではと気づき、ヒールの魔法を施すが、良くなる気配がない。そんな中でも攻撃を仕掛けてくるドラゴンゾンビ。アレを倒すためには盾のこの怒りの力が必要だと考えてる尚文だが、使いこなせずにまた正気を保っていられない可能性に不安を感じ、どうすれば良いかと迷ってしまうのだった。
そうしている間に、ドラゴンゾンビが苦しみだし、攻撃もしていないのに倒れ。その様子に唖然とする尚文。盾の怒りの炎も消え、ヒールの効果で起き上がってきたラフタリアと共に様子をうかがっていると、ドラゴンゾンビの腹を割いて、フィーロが元気よく転がり出てく来たのだった。
フィーロが死んでしまったものだと思った尚文たちだが、食べられた時に噴き出た、血だと思わた赤いものは、フィーロが直前に食べてていた果実の汁だったことが判明し、安堵する尚文。
しかしラフタリアの体調は依然悪く、すぐに治療のために村に戻るとフィーロに指示を出す尚文に対し、村の被害の事もあるからと、ドラゴンの死骸処理を優先するように申し出るラフタリア。処理を終えて村に戻り、報酬をラフタリアの治療に充てると治療師に依頼するが、呪いを解く高濃度の聖水がないため、大きな街の教会に行き、聖水の購入に充てるべきだと言われてしまう。
今回の事は、自分が迷ってしまった事が原因だと、ラフタリアとフィーロに謝罪する尚文だが、フィーロもラフタリアも自分も悪い点があったと返し、そんな二人を見て、尚文は次に生かして、もっと強くなろうと誓うのだった。

 

ここから感想
だいぶ人間不信から解放されたかな、と思っていたら、今回もストレスがかかった途端、あっさり怒りにのまれる尚文は、幸せそうでもまだ回復にまで至っていないなと考えさせられたよ。しかも村で尚文が言っていた「根本が解決されていない」という言葉は、他の勇者との接点を避けている尚文自身にも帰ってきていたはず。この、自分が言った正論や考えが自身に帰ってきて刺さるのまでは、作品内で表現されないだろうけど、こちらが勝手に想像して苦しんでしまうのは、前半の尚文の苦しみようがあったからこその効果なんだろうな。
で、その鬱展開から一転。フィーロという子どもの存在は本当に大きいと感じた。戦闘前のゲップに戦闘中のお戻し、さらに戦闘後の転がり出るあの丸い感じ…癒されますわ。今回食べてしまったドラゴンゾンビの紫色の水晶のようなものは、今後フィーロの成長に大きくかかわるアイテムなんだろうけど、盾で出たスキルも尚文のレベル不足で読み取れない今、あれが暴走してフィーロがグレたりするのだろうか。それならそれで見てみたい気もする。