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今回も王国視点か…と思ったんだが、ユウキが先週には編み出していた自分の戦法を、さらに考えて、人が死ぬ選択も選ぶように迫る話だったか。作品の根幹に関係する内容だから、一兵卒のステラよりは描く時間が長くなっても仕方ないね。
今週の内容
シエルの祝福の儀を執り行ったユウキ。エリザはイザナの話をすると涙ぐんでしまうが、父親の死を知らされていない様子のノエルは、そんな母に父・イザナも頑張っているのだからと励ますのだった。
イザナからのクラルスに関する情報を踏まえたうえで、
元老院を交えた会議でも、新型クラルスの運用方法を向上させる技術が開発されたため、さっそく移動砲台への投入が決まってしまう。
その会議の後、イザナが命を賭して掴んだ情報を活用できないことに、苛立ちを感じるユウキ。そんな彼女に、
元帝国のクラルス開発者だったレイラは、ベルデ皇国が滅ぶ前にも、同じようにクラルスが環境汚染を引き起こす情報は王国と帝国に渡っていたことと、その情報は、ソレイユ国王にまで届かず、グランディーガ帝国は秘匿することで、広く知られることなく握りつぶされてしまったのではないかと話す。そのことに、ユウキも
元老院達の会議の様子を思い返し、思い当たる節があると気づかされるユウキ。
そんなユウキの様子を見て、レイラはイザナの情報をもとに、クラルスの性質について、調べたいことがあると申し出るのだった。
野菜も数が出回らなくなり、王国が新型クラルスを投入したため戦闘が激化し、犠牲者も増える中、レイラがクラルスのある性質を暴き、その様子をユウキとハロルドに説明する。
もともと移民してきた祖先が、星の環境を整えるために散布した
ナノマシンが、今でも空気中に浮遊していること、この星特有の鉱物のクラルスは
ナノマシンからエネルギーを吸い取り、稼働していることが判明した。星を居住可能にする
ナノマシンを犠牲にしてクラルスが稼働するため、クラルスを使えば土地が荒れていくのだ。
さらに、新型クラルスに過度な負荷を掛け続けると、
ナノマシンからのエネルギー供給が行えなくなり、この現象は一定期間たたないと復旧しないというものだった。
見事実験を成功させたレイラだが、クラルスの停止範囲が想定以上に大きかったことと、ハロルドはこの性質事態も帝国に打撃を与える手段として捉えてしまうのだった。
実験施設の機能が停止したため、野営をすることになったユウキ達。焚火を囲み、パンとスープを空の下でいただく。祖先たちのいた、クラルスの無い星の、さらに昔は、こういった質素な生活を送っていた時間が長かったはずだと語るレイラに、それでもハロルドは、クラルスが無くなり、武器が無くなっても人は
素手でも戦うものだと現実を語る。
クラルスが復旧し、到着したエクセスアルカに新型クラルスを搭載した移動砲台を積みこむ作業が進む中、帝国軍が攻め込んでくることが分かる。ユウキや、クラルスの実験データと、技術者達を避難させるため、ハロルドの隊が時間を稼ぐために出撃することを決めるのだった。
搭乗機前までハロルドを追いかけてきたユウキに、ハロルドは「民の事を真に考えるのであれば、辛い選択でも決断しなければならない」と言い聞かせ、戦場に赴く。
戦場では、トラップを使用してもなお、数でおされ、ハロルドはユウキが父であるソレイユ国王に祝福を受けた日の事を思い出し、彼女の前途に喜びと栄光を祈り散っていったのだった。
戦闘の
終結を知らされたユウキは、ハロルドの想いを受け、旗艦エクセスアルカを州都エディネルへ向かわせるのだった。
ここから感想
イザナに続き、ハロルドも逝ってしまった…しかもハロルドが口走った「コイツ(クラルス)が無ければ、イザナ…お前やアイツが命を奪われることもなかった」の「アイツ」ってお墓の左にもう一基ある位置
からして、
ヨシュアのじゃん!ここで初めて
ヨシュアが命を奪われたって言ったよ。ここにきてやっと登場人物から、
ヨシュアの死亡をセリフで言ってくれた。
ヨシュア生きてる説は、作品タイトルとユウキの成長に著しく背く形になるから、個人的にも否定したかったんだよ。良かった。
そして、ユウキが闘うべき存在が、ハロルドの様に国を思うからこそ帝国排除したい派と、単に戦争から離れた位置から指示を出す
元老院と…身内にも増えてしまった。これはいくらレイラさんがいてくれるからと言っても、ユウキの目指す戦争
終結とクラルスの排除、子ども世代への豊かな土地の継承を考えると、残り少ない話数でどこまでできるのか、やっぱり心配だ。
…まさかこの作品、星が滅ぶバッドエンドで終わるのかな?
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