ヨコシマなしましまアニメ感想

アニメの感想を、ひたすらに載せていくブログ。ネタバレが基本姿勢。※他所からの引っ越し作業中

フルーツバスケット 第4話「なにどしの方なのですか?」感想

ご飯完成から、居間の天井破壊、買い物をして作り直しという流れは、相当な体力と精神力と時間、そして費用を要したと考えるが、5人分の主食・ハンバーグの材料と調味料を合わせて3,716円って、安くね?さすか「スーパー・よってけ」。でも、前作のお弁当の残りご飯で作ったおにぎりも、絶妙なバランスで自立しているフォルムといい、お弁当の具材が少量乗っている感じと言い、おいしそうに見えて好きだったけどな。

 

今週の内容
由希と秘密基地を守り抜いた翌朝。紫呉の家を訪ねてきた見知らぬ少女・草摩神楽に、玄関ではなく敷地内の木の陰から、夾は帰ってきているかと尋ねられた透は、素直にニラ入りおにぎりと奮闘していることを伝える。すると神楽は、夾が帰ってきていることに涙しながら紫呉の家に上がり、神楽が来ていたことに驚く男性陣には目もくれず、夾に再会の喜びのパンチを繰り出すのだった。
神楽が突然夾に暴力を振るい始めたことに、呆然とする透。そんな固まってしまっている彼女に、紫呉がいつもの愛情表現だと説明し、小さい子が好きな子に意地悪しちゃうのと同じだと例えるのだった。行動の理由はそれで良いとして、透はもう一つ、神楽の人が変わったようなあの様子はどうしてかと尋ねると、今度は由希が感情が高ぶるとああなると説明してくれ、さらに神楽は自分たちより2つ年上だと教えてくれたのだった。
紫呉が、神楽も十二支の一人だと話したため、何年の動物が憑いているのかとワクワクしながら訪ねる透。しかし紫呉は、見ていれば分かるのでは?と透に質問を投げ返すが、透は、神楽の愛情表現で夾が死にそうだと危機感の方が勝ってしまい、神楽の十二支については答えられないのだった。
神楽が正気に戻り、ボロボロになった夾を抱きしめながら、どうしてボロボロなのか、誰がこんなひどい事をと声を上げ、紫呉が君だよとツッコミを入れたことで、彼女の愛情表現タイムが終了し、障子が破壊されて風通しが良い居間で、改めて各人がテーブルに座ることに。
夾に合えたこと、力いっぱい喜んでしまったと謝罪する神楽。しかし、四カ月も連絡をせず心配させた夾も悪いと、神楽は自分の言い分を述べるが、夾は何故神楽に連絡をしなければならないのかとそっけない態度を取る。そんな夾に、神楽は照れながらも、将来結婚するのだからと理由を言い、透は婚約者がいるなんてステキだと目を輝かせ、由希と紫呉は事情を知りつつ、「相手になってくれる人がいて良かったな」「おめでとう」と棒読みで祝福するのだった。
幼少の頃、包丁を二本携えた神楽に脅された時のことを思い出しながら、夾が結婚の約束は神楽の脅しに屈した結果だと反論する。しかし神楽は十二支の物の怪憑き同士で結婚した方が幸せだと現実論を話しだし、その中に物の怪憑き同士なら抱き合っても変身しない事が明かされる。
由希によると、二人十二支の物の怪憑きにあと女性が二人いるが、その人たちと抱き合っても変身しないと聞かされ、紫呉が何年だか知りたいかと尋ねれるが、透はじっくりゆっくりワクワク考えたいと断り、その透らしい返答に和む由希と紫呉。
神楽の話は徐々にヒートアップしていき、普通の人との結婚の難しさなどの話から、自分自身の事が好きか嫌いかを夾に問い詰める事態に。神楽はいかに夾の事が好きかというマシンガントークに、言葉を挟めずに押されるままの夾。そんな夾の様子を楽しく見ていた紫呉は、透も夾の事が好きだと発言したため、神楽の矛先が透に向くことに。
透をライバルだと認識してしまった神楽は、夾を取られまいと、自分は夾の事を良いところも悪いところも、本当の姿さえも全部受け止めるとまくしたて、とうとういら立ちがピークに達した夾によって、手で口をふさぐという直接的な静止を受け、一瞬その場を凍り付かせる。
夾がこれ以上無駄口叩くと容赦しないと言ったことに対し、神楽は夾に急に接近されたことに感情が高ぶったため、動容赦しないのかとまた夾を殴り飛ばしてしまうのだった。
透がおにぎりの試作で使っていた食器を片している間、神楽によって庭の池に殴り飛ばされた夾がシャワーに入り、そんな夾の背中を流そうと、浴室に乗り込む神楽からタオル一枚で逃げる事態が発生していた。その様子を見ながら、透は初恋をもまだの自分にとっては、そんな風に人を好きになれる神楽が少しうらやましいと感じるのだった。
神楽が破壊した障子を直す夾と神楽。そして二人を手伝う透。何で自分まで障子を直さなければならないのかとふてくされる夾に、紫呉は夾の所為でもあるのだからと指導の意味で修繕させる。すぐ横で読書をしている由希に、お前も手伝えと突っかかる夾だが、自分のしたことの尻拭いもできないのかと言われてしまい、喧嘩は買うぞといつもの調子で大声を上げる夾。そこへ、穴の開いた障子紙を、猫型の紙で塞いだのだと得意げに報告する神楽。そのことにツッコミを入れた夾のお腹が鳴り、透は少し早いが夕食の支度をしようと、作業の手を止めて台所へ向かうが、神楽が夾のために料理をすると申し出たため、夕食は神楽が作ることに。
料理が完成し、その素晴らしさに素直に感心する透。由希は何人分なんだとその量を指摘し、紫呉は冷蔵庫が空であることに困惑する。夾に食べてもらうために張り切ってしまったと、幸せそうに話す神楽は、夾を呼びに二階に赴き、夕飯は要らないと強く拒絶する夾を投げ飛ばしてしまい、夾の部屋の床、居間の天井をぶち破ってしまうのだった。
せっかく作った夕食も台無しになってしまい、すぐに作り直すと神楽は冷蔵庫を開けるが、食材を使いきってしまっているため、冷蔵庫が空であることにやってしまったと言った様子で止まる神楽。そこにさらに、神楽に投げられ、居間の天井を破って落下した夾が起き上がり、神楽にもう帰れと言ったため、ショックを受け、無言のまま玄関へ走る神楽。そんな彼女を止めようとする透に、自分が行くからと紫呉が申し出て、玄関で神楽に話しかける。
これから買い物に行くという神楽に、夜道は危ないと、夾を吹っ飛ばしていた彼女に必要かわからない注意をする紫呉。そんな彼に、神楽は夾の近くに女の子がいるのは不安だと、自分もこの家に住みたいと本心を語るが、紫呉はにべもなく駄目だと断るのだった。透の存在に焦る神楽は、紫呉に女の子の揺れる気持ちなんてわからないと八つ当たりをして買い物に出かけ、残された紫呉は自分も嫉妬くらいはすると、つぶやいたのだった。
居間では、散乱した食器などを片付け始める透に、由希は出前でも取ろうかと声を掛け、夾はすかさずカツ丼と自分の分食べる分を言い出す。しかしその流れを透は止めるのだった。
「スーパー・よってけ」で買い物をする神楽。レジでいざ支払いをしようとした時、バックを紫呉の家に置いてきていたことに気付く。そこへ透が支払いを出し、そのまま二人で紫呉の家まで帰ることに。
道中会話が無く、いたたまれない透に、神楽は夾の事が好きなのかと話し掛け、透はあたふたしながらも、夾の事は好きだと切り出し、十二支の猫のファンで猫年になりたいのだと話したため、神楽は透が恋のライバルでは無かったのかと気付くのだった。
さらに透が二人は昔から仲が良かったのかと、話を振ったため、幼いころ、初めて会った時に目玉焼きを地面に書いていた夾に、自分が遊んであげる、これからはずっと一緒にいてあげると言った思い出を話す神楽。その話を聞いて、ずっと好きだったんですねと答えた透に、神楽は、迎えに来てくれたことに感謝を述べ、自分を受け入れてもらえたのだと分かった透は、笑顔になり、神楽が持つ買い物袋の持ち手を片方持ち、帰ろうと誘うのだった。
ハンバーグを作ると言う神楽に、手伝いを申し出る透。今度はその申し出を受け入れた神楽。二人は仲良く帰宅し、その様子にきょとんとした紫呉と由希なのだった。
食事の用意が粗方でき、透に皿を運んでもらう神楽は、ふと卵が目に入るのだった。
夾を呼ぶために二階に上がる透。しかし夾の部屋をノックしても返答がなく、別のところから音がしたため、ベランダから梯子を伝って屋根に上る透。
夾を屋根の上で見つけ、神楽が一生懸命作っていたと説明する透だが、夾は結婚だのと迫られうざったいと、下に降りる気が無いと言外に帰すのだった。しかし透は、自分の事を想ってくれて心配してくれる人がいるのは、幸せな事だと話し、あれほどまでに人を想えることはすごいと続け、さらにやはり結婚は女の子最大の夢だと締めるのだった。
夾もそんなものかと起き上がり、そんな夾に透は、夾の夢は、山に籠って修行するくらいだから由希に勝つことなのかと聞くのだった。
その情報の出所が紫呉だと推測した夾に、さらに透は一人での修行は大変だったのではとさらに話を振るが、修行は師匠と二人で行ったのだと返す夾。師匠は強い人なのかという透に、その人がいかに強いか、自分の事を分かってくれていたかを、目を輝かせて話す夾。その様子に、本当に武術が好きなんだなと、微笑ましく話を聞く透。
一通り話し終えて、はたと相手は興味が無さそうな話題だったことに気付き、気まずそうにする夾。そんなことは無いと、必死に伝えようとして、右ストレートを左手で繰り出す透に、夾は思わず笑うのだった。
透に連れられて、夕食を取りに居間に戻った夾に、神楽は目玉焼きの乗ったハンバーグを出し、夾は何も言わなかったが、しっかりと神楽の作った食事を食べ始めるのだった。その様子を見てから、透は神楽も食べようと切り出し、紫呉はもう遅いからこの家に泊っていきなさいと、提案するのだった。それを聞いた神楽は喜び、夾に一緒に寝ようといつものテンションで話しかけるのだった。
翌朝、夾との別れを惜しむ神楽と、引っ付く神楽を引きはがそうと奮闘する夾。そんな二人を見ていた透に、紫呉は神楽が何の十二支か分かったかと確認するが、透はまだ分からないでいるのだった。そんな会話をしていた間に、夾と神楽の言い争いからの殴り合いが始まり、一度は神楽の攻撃を防いだ夾は、テレビを破壊して吹っ飛び、神楽は「夾君なんて大好きだ」と叫びながら玄関を突き破ってしまう。
ちょうど神楽が玄関を突き破った時に、朝刊を配達しそびれた配達員の男性とぶつかってしまい変身してしまう神楽。ちょうどそこへ、まだ制服のタイを結べていない由希が対応に入り、美形の力をフル活用した対応で、神楽の変身に気付かないまま配達員は紫呉の家を後にするのだった。
夾に気を付けろと怒られ、しょげる神楽を見た透は、神楽が猪年だと分かったと、変身した神楽を抱き上げ紫呉に報告する。さらに、一直線に走っていたと分析するような物言いの透に、紫呉は答えが分かってから言われてもと、遠慮がちにツッコミを入れるのだった。
変身した神楽に、透は昨晩感じた夾のステキなところを、神楽は知っていたのだと話したため、神楽に浮気だと攻撃を受ける夾。しかし透は驚きながらも訂正を入れ、神楽の様に、好きな人のステキなところをたくさん見つけられる人に、自分もなりたいのだと、思いを伝えきることに成功する。
透の真意を聞いた神楽は、自分が褒められたと嬉しそうにするが、変身が解けてしまったため、攻撃を加えるためにくっついていた夾は、服を着ろと注意するのだった。
神楽がまた会おうと言いながら去っていくのを見届け、夾は嵐が去ったと、疲れ果てた様につぶやき、由希は一連のごたごたの所為でイチゴの植え付けができなかったと文句を言う。
イチゴの植え付けと聞いて、大好きなのだと喜ぶ透に、由希は好きだろうと思ったからだと答え、その言葉に照れる透。さらに夾に促され学校に登校し、不思議なやる気に満ちた透は、図書館で武道と菜園、そして料理の本を借りて、由希と夾の好きなものについて知ろうとするのだった。そこへ、おじいさんからの電話が入り、自分が居候の身である事、家族になれると勘違いしていたことを思い知らされるのだった。

 

ここから感想
神楽が夾と結婚する発言をした時って、紫呉と由希は今回せんべい食べてたけど、前回はたくあんじゃなかったっけ?ちょっとずつ微妙に違う感じ、時代に合わせてこうやって変えていくのもアリだよな。けれど、夕飯作り直しの辺りはどうなのだろう。ま、神楽一人で夜中まで障子直しさせるっていうのも、ちょっと当時でもどうかと思ったしな。その代わりと考えれば、多少無理やりでも仕方ないか。
で、透は今週の最後でようやく睡眠を取ったわけだけど、台風の中菜園を守り、そのままおにぎりの試作をして神楽を出迎え、障子を直して、買い物をして夕食づくりって…透自身も体力あるよな。うらやましい。
今回の話で神楽の中の人が、またほかの作品とは違う演技を見せてくれ、さらに愛情表現中の乱暴な言葉遣いの時も、やはり錬金術師の弟君とかにもならず、さすがベテラン。御見それいたしました。
来週は、作品最初のターニングポイント。父方のおじいさんの家に戻る話。このストーリーは、アニメ前作のHPを確認しても同じ第5話で描かれていました。ということは、今作は描写を丁寧に描いていたり、ストーリーの描く順番を変えていたりと、いろいろしと工夫している様子だったけれども、前作と同じペースで進んでいるという事だろうか?ブログを書いているからか、結構ボリュームがあったように感じたけれど、テンポよくまとめているという事が
分かり、ますます「あと何シーズンあれば終わりますか?」と聞きたくなってきてしまう。
何といっても、前作のアニメ全26話で原作全23巻のうち第6巻までを描いていたのだから、同じペースでは2クールを2期やっても終わらない計算になってしまうんですが、アニメのボリュームとしても、大作になるんですかね?

 

 

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