ヨコシマなしましまアニメ感想

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彼方のアストラ 第5話「PARADISE」感想

とうとう一か月が過ぎて捜索が打ち切られたのか。にしても、ザックとキトリーの親御さんに比べて、シャルスとルカの親御さんはあまり子どもと容姿の面で似てないよな。まぁ、ルカの父親は政治家の顔とか使い分けているだろうし、シャルスの母親も、目元の雰囲気は似てなくも無いか…シャルスは父親似でルカは母親似なのかな?

 

今週の内容

2063年7月30日遭難26日目。惑星シャムーアでの夜。ユンファの歌声が、きのこの毒にあてられた班員達の命綱になったと言う話を聞いて、薬キノコを採りに行っていたカナタはそんなに凄いのかと驚いていた。ユンファの歌の話から、ユンファの母親が歌姫のルーシー・ラムであることをカナタが話したため、キトリーは驚きのあまりユンファの顔を凝視して、確かに似ている事と、ついでに可愛いと口走ってしまう。

キトリーに顔を凝視されたため、ユンファは思わず手で顔を覆ってしまうが、カナタに自分を出す事は恥ずかしくないと諭され、仲間が暖かくて頼もしいと感じている事や、この旅を楽しいと思っていることを話し、自分も手伝うから冒険しながら帰ろうと話しかけ、皆もアストラ号での返答「アイ・イエー」と声を合わせたのだった。

2063年7月31日遭難27日目。毒をまき散らすと認識していたポールツリーが、キノコであるなら食べられるのではとシャルスが思い立ち、確かに食べられたことが判明すると、アリエスとシャルスはポールツリーはおいしそうだと意気投合し、毒で死にかけたものを食べようという発想を持っているシャルスを、カナタは変態好奇心モンスターだと引いているのだった。

ポールツリーの運搬もグルッピーに助けてもらい、良く懐いてくれて、世話になったグルッピーとの別れを大泣きして惜しんだルカとカナタとアリエス

次の星に向かう途中で、ユンファが意を決してルカに髪をカットしてもらい、男子たちはその美少女に色めき立ち、その分り易さと言ったら、キトリーが「男は馬鹿だ」と思わず大声をあげてしまう程であった。

アリエスの母・エマは、アリエスが遭難する前に送っていたメールを再生しては、新しいメールが来ていないか問い合わせをしていた。アリエスからの連絡が無いと分るとため息をつき、テレビをつけるとちょうどアリエス達の遭難の事件を取り上げている最中なのだった。

2063年8月22日遭難49日目、ケアード高校の会議室。行方が分からなくなった生徒の保護者と、学校関係者が集まっている中で、教頭でありウルガーの父でもあるゲルトから失踪宣告の提案がされ、アリエスの母・エマは遺体どころか荷物すら見つからないことが不自然なのだと話し、捜索の続行をしようと提案する。しかし捜索範囲も、捜索費用の面も、エマが話した子供たちが宇宙に言った仮説にも問題があると他の保護者達に諭され、ゲルトも眉を下げながら、ここにいる皆がエマと同じように身が引き裂かれる思いでいるのだと理解を求め、エマも自分ばかりが取り乱していたと、涙を流しながら謝罪する。

エマが落ち着く間にも、シャルスの母・ソフィは、上院議員でもあるルカの父・マルコがこの場に来ていない事と、彼経由で政府に捜索の件を依頼できないのかと、挙手をしてゲルトに尋ねる。ゲルトは、マルコは既に政府に掛け合っており、これ以上の支援は見込めないだろうと言ってきたことを伝え、本日この場にいない理由を、マクパまで生徒たちを連れて行っていた教師が遺伝子採取を行っていたためだと付け加えた。それを聞いたザックの父・ジェドは、マルコがゲノム管理法の適応に反対していたことを話に出し、今どのような思いでいるのかと思いをはせ、つぶやいたのだった。

その、遺伝子採取を終えたマルコは、施設を出ると数名の記者から質問を投げ掛けられる。ゲノム管理法についてはそつなく答え、反対派としての思いなどを語らず記者たちの思惑を交わしてみせ、闇献金疑惑の質問には耳を貸さず車に足を進める。しかし、一人の記者が息子の遭難について心境を聞いてきたため、振り返り「身が引き裂かれる思い」だと、表情には何の感情も出さずに答えてみせていた。

2063年8月22日遭難49日目、惑星アリスペード。アストラ号は3つ目の星に到着しており、班員は海水浴に狩り、食べられる果物など南国気分を楽しんでいたのだった。

銛で魚を採っていたカナタとザックが、どちらの魚が大きいかと沖で比べている様子を見ていたキトリーは、水着姿でビーチチェアに腰かけていた。すぐ脇で籠を編んでいたルカに、銛はルカが作ったのかとキトリーは何となく聞き、ルカは物作りが活かされるのが楽しいのか、ヴィラヴァースで採ってきた、「ルカジャベリン」と名付けた植物の先を削っただけの物だと、楽しそうに答える。そんなやり取りをしていた時、弓矢で採りを狩ってきたウルガーが戻り、ルカが作った弓が良いと感想を話し、さらには弓の調整まで依頼していた。

シャルスとフニシアも、新しいフルーツを持って帰ってきたため、食べられるかを確認するが、すべて問題なく、さっそくシャルスがフルーツを盛り合わせてくれたためにいただくキトリー。

あまりにも危険な生物や毒が無く、食べ物も環境も良い惑星なため、今までの冒険での危険さとのギャップに混乱し、思わず叫びだしたキトリーだが、フニシアがアリエス達がどこかと聞くと、二人が向かった湖まで一緒に行こうかと、姉らしく対応する。

湖では、やはりキトリーと同じく水着姿のアリエスが出迎え、キトリーはアリエスのプロポーションを確認し、天然だけではなく危機感を持つようしなさいと話を振る。しかしビキニ姿なのはキトリーも一緒だと言うアリエスに、キトリーはポーズを決めて、自覚もあり、自分の格好はむしろセクシーだと言うのだと、自分を棚上げするのだった。

胸の話なら、ユンファが加わると比べようも無いため、キトリーは話を切り上げ、アリエスのカナタへの想いについて恋バナを要求し始めた。その話に触れられるとは考えていなかったアリエスは反応しきれず、その後の夕食の時にも、この惑星はメスだけで単為生殖をしているというシャルスの話すら、キトリーにいじられるネタにされてしまうアリエスなのだった。

夜のランドリールームでも、キトリーの恋バナ欲求は収まらず、照れながら対応するアリエス。フニシラは恋バナは楽しいと足をばたつかせ、ユンファは食いつきの良いキトリーの様子を見守っていた。初々しい反応をするアリエスに、可愛いと抱き付くキトリー。しかしユンファが、態度が分かりやすいのはザックに対するキトリーも一緒だと話の流れを変え、持ち前の素直でない性格から、自分に振られた恋バナに上手く切り返せなくなるキトリー。そんな彼女に、アリエスとユンファは、「フッフッフッ」とワザと肩を揺らして笑い、キトリーは二人の顔に一瞬引いたのだった。

結局、キトリーの押しに負け、カナタに彼女がいるかどうかを確かめようと言う気になったアリエス。洗面中のカナタに、恥ずかしさを堪え質問するが、カナタは適当な答えを返すばかりで、アリエスは怒って帰ってしまう。二人の成り行きを見守っていたキトリーも、ふざけて答えていたカナタに、歯ブラシを鼻に刺すという制裁を加えて去っていくのだった。

2063年8月23日遭難50日目。またも狩りに出ていたウルガーは、鳥を6羽仕留めて持ち帰り、陸上生物がいないこの惑星で、鳥を仕留められることは大変に助かるとシャルスはウルガーを絶賛した。しかし彼は一言も話さず部屋から出ようというそぶりを見せるが、ルカが話しかければ短くだが返答し、釣り竿を試すかと言えば一緒に外出してしまうのだった。対応の差に、シャルスはどうしてだとカナタにぼやくが、ルカの懐に入ってくる性格が、ウルガーにとってもしゃべり易いのだろうと慰められてしまう。

ルカと二人で釣りをしていたウルガー。いろいろと質問をしてくるルカに、ウルガーは友達を作らないのは、ルカの様な奴が面倒だからだと悪態をつくが、ルカに笑いながら改める気は無いと言われてしまう。

ルカは、教頭がウルガーの父だと知り、苗字で気づきそうなものなのに分からなかったと、まだ自分が興味のある話を続ける。ウルガーはいちいちフルネームを覚えていないと発言したため、ルカは自分の苗字はエスポジトだと、改めて名乗るが、それを聞いたウルガーは突然立ち上がり、ルカの父親の職業を聞き、マルコ・エスポジトとその名をつぶやく。ウルガーの様子の変わりように、ルカも動揺したように立ち上がり、しばらく無言で立ち尽くす二人なのだった。

アリスペードでの食料採集が目標に達したため、明日で惑星を発つと発表するカナタ。惜しむように外で夕食を取る班員達だが、この星は平和だったと思い出にふけり、美しい風景を写真に収めるルカ。これも思い出になり、同じ感覚は味わえず、記憶も薄れていくのだと感傷に浸っていたルカとキトリーだが、ザックは記憶移植の話を持ち出し、キトリーにそう言う話では無いとツッコミを受ける。

何にせよ、家路の距離も班員の関係も前に進んでいると言い出したアリエスに乗り、ルカも刺客はいないと考えていると笑顔でいたが、そこへ部屋から出てきたウルガーが近づき、ルカの額に銃を突きつける。その場の朗らかな空気は壊れ、ウルガーが班員全員を殺そうとしていた刺客なのかと、カナタはまさかという思いでその状況に驚いていたのだった。

 

カナタの「サバイバルの心得」

その1 前に進めば前進する(第1話発表)

その2 発表無し

その3 慌て者ほど狼狽える(第1話発表)

その4 皆それぞれ色んな力をがっちり合わせれば、大抵の事はどうにかなる(第3話発表)

その5 発表無し

その6 発表無し

その7 食べれば元気になる(第4話発表)

その8 発表無し

その9 一つ一つ冷静に対処していけば、すべて解決する。(第3話発表)

 

 

ここから感想

先週堂々と書いた、「ウルガーは父親を殺そうと思って射撃を覚えた」って点は、早くも勘違いであったと作中で描かれてしまった…反省。ルカの父親と何か関係があるのは分ったけど、なぜルカに銃を突きつけるのだろう。来週には分かるかな。

ここにきて親たちも登場し、エマ以外の親の反応が何とも胡散臭いという印象。特にザックとキトリー、ユンファの親はドライだし、カナタの親は何故あんなに機嫌悪そうにしているのかと思ったくらいだ。で、ウルガーの父で教頭でもあるゲルトと、記者へのコメント時に表情が無かったルカの父・マルコも、失踪についてやはり何か知っていそうだなと考えてしまう。で、出て来た話の最後で、この二人の子供が銃を突きつけ、突きつけられの状態に陥っているのだから、これで一斉処分の謎の一端が見えたりするだろうか?つか、こんな状態になると、今後の共同生活が難しいな。どうやって収めるんだ?

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