ヨコシマなしましまアニメ感想

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推しが武道館いってくれたら死ぬ 第8話「わたしの未来にいてほしい」感想

 空音とペアルックしたくて、結局ほぼ全員でおそろいのパーカーを着る羽目になった空音推しの皆さんに、男との目情もペアルック疑惑も、原因は基だと知らせてやりたい。

 

今週の内容

いつものスタバのオープンカフェスペースで、基は空音がまた大変だと、えりぴよとくまさに訴えていた。しかし基が話し始める前に、えりぴよがブログの写真の写り込みに男の影が無いか探していて、もうノイローゼだと話し始めたので、これよりは状況は悪くないと思い始めてしまう。

基が大変だと言っていたのは、以前人気投票の結果が発表された記念にと、空音にプレゼントとして渡した服が、ペアルックとして販売されていた物らしく、また男かとツイッターで話題になっている事だった。しかしこれを聞いたえりぴよとくまさは興味無さそうにうなり、これに文句を言った基に対して、えりぴよは基もペアルックすれば良いと投げやりに言ってのける。しかし空音とペアルック出来るとあって、基はその案に乗っかり、公演前の時間を使って服を買いに飛び出していったのだった。

嬉しそうに服を買いに行った基だったが、開演されてスタジオの中に入ると、他の空音ファンたちもペアルックを狙って、自分と同じパーカーを着ていることにげんなりするのだった。

空音は事務所の控え室で、ツイッター画面が開かれたスマホを投げ出し、テーブルに突っ伏していた。眞妃がエゴサーチしているのかと声を掛けると、苦しすぎる言い訳をして認めることはしなかったが、また起き上がってツイッターの反応を見続ける。その中に、文と空音が男を取り合って仲が悪いのではという疑惑が目に留まり、空音はちょうど部屋に入ってきた文を引き留めて、アイドルとして見られていると言う意識を持つようにと話し、最後はライブを頑張ろうと、流れにそぐわない明るい声で盛り上げて見せる。この展開には文もついて行けず、空音をライバル視して刺々しかった空気を霧散させるほどに驚くのだった。

その後のライブでは、空音は文と仲が良いと言う印象を与える為、ご飯を食べに行く話や、プレゼントを貰ったと言う話題を振り、このやり取りの中で、文は空音のこういった技量の高さを感じるのだった。

商店街のアーケードに掲げられた翼竜にも、サンタの帽子が被せられ、飼い犬もサンタ衣装を着る中、雰囲気に流された基は、えりぴよとくまさにクリスマスの予定を聞いていた。オタクにクリスマスの予定を聞くなんて非常識だと言外に匂わせながら、この失礼な質問に二人して驚き、あえてライブという言葉を使わずに予定があると強がるくまさ。さらに基が突っ込んだ質問をする中、えりぴよは好きな人と過ごすと上機嫌に答えて見せ、その様子に恋人がいるのかと誤解した男二人は、抜け駆けされたと大いに焦るが、えりぴよが本当にうれしそうに笑っているのを見て、舞菜に会えるクリスマスライブがあったと思い出す。

来年も再来年も、舞菜と一緒のクリスマスを過ごす決めているえりぴよに、オタクたるものそうでなくてはと満足げに頷くくまさ。クリスマスライブではサンタコスチュームを着てくれるのかと楽しみにする基に、れお推しのくまさは肯定し、基はそれは楽しみだと期待に胸を膨らませるが、これにはえりぴよは乗ってこれず、去年のクリスマスライブでの舞菜は、サンタの帽子だけを被って参加していたと、うらやましそうにしていた。

舞菜がシャイという事もあって、舞菜の可愛らしいサンタ姿を見たいという希望がかなえられないえりぴよに、基はフォローを入れるが、えりぴよは持論があると言いかけ、それ以上は言わずに去って行ってしまう。彼女の持論を、よし聞くぞと勢い込んで先を促していたくまさと基は、置いてけぼりを食った形になり、その場から声を掛けては見たものの、えりぴよは他のオタクにまねされたくはないからと、教えてはくれなかった。

クリスマスライブのポスターが張り出され、その中でも舞菜はサンタ衣装でない中、えりぴよはライブ中のライブの参加コールに5万回行くと、他のファンと声を揃えて応えていた。

握手会に入り、トップ3になった優佳はファンに自分のおバカキャラを生かした釣りを披露し、これをスタッフゾーンから見ていた文と舞菜とゆめ莉は、感心していた。

室田に舞菜とゆめ莉が交代で出るように指示され、一人になった文は、声を掛けてきた空音に、自分よりも人気が出て、本当に恋愛対象として自分を推してくれるようなファンがついていることを、うらやましいと思っていたと、素直にはなれないながらも話し始めた。これには空音は自覚が無いと困りながらも、握手会での接触対応を文にもして見せる。空音に真っ直ぐ見つめられて、ずっと大好きでいて欲しいと言われた文は、さすがに赤面して自分にはできないと言いつつ、仲直りではなく、喧嘩をしていなかったと認め、そんな文の言葉に、空音は良かったと言いたげにほほ笑むのだった。

握手会では、いつも以上の厚い束になった握手券を係員に渡すえりぴよ。何かのイベントの時以外で、何故だろうと舞菜が不思議そうにしている中、鰻の前掛けをしてキッチンスタッフの制服を身に着け、頭には安全第一のヘルペットを被ったまま、左腕には緑の浮き輪をひっかけた状態のえりぴよとの握手を交わす。えりぴよから、自分の未来に居て欲しいと言われ、可愛い服を着て欲しいと言われた舞菜は、恥ずかしそうにうつ向き、顔を下げたことでつむじが見られたえりぴよは、大層嬉しそうに帰っていく。

ある日、ショッピングモールでれおと待ち合わせをした舞菜は、種類が豊富に並べられたサンタコスの衣装を選び、れおに今年は着るのかと聞かれても、ファンが見てくれるからと嬉しそうに答えていた。

一方商店街の一角で、サンタ衣装の売り場に来ていたえりぴよは、舞菜のサンタ姿を見ても鼻血を出さないようにイメージトレーニングをしていた。満足いくまで妄想をして、ふと帰ろうとした時、トナカイの被り物と目が合い、えりぴよは思わずのぞき込むのだった。

クリスマスイブの当日、駅前の噴水に集まったいつもの三人は、周囲がカップルにあふれていても、前向きにライブ会場へ行こうと出発する。しかしえりぴよは、遠くの空が暗雲立ち込めていることに、少し不安を抱いていた。

ライブが始まり、サンタ姿のちゃむが姿を現すと、ファンたちは盛り上がりを見せる。その中でも、トナカイの被り物を装着したえりぴよは、舞菜がサンタの衣装を着てくれたことに感激し、泣きながらその喜びを叫んでいた。しかし雷の音と共に照明が落ち、停電と共に響く雷鳴に、文は怖いと連呼し始め、ちゃむのメンバーも不安を露わにしていた。

そんな中で、えりぴよがむやみに動かない様に声を上げ、チェキ用に買ってきたトナカイの被り物の鼻を光らせて、ひとまずその光にほっと息をつく会場内。全員が落ち着いてきたことを確かめてから、えりぴよはさらにファンたちにペンライトを使う様に指示を出し、全員がオレンジ色にペンライトを光らせ始める。すると室内の明るさが増し、れおはその様子に笑顔になっていた。

ペンライトを持ったファンたちが道を作り、トナカイの鼻を光らせたえりぴよが、ちゃむのメンバーを先導していく。ファンはメンバーに話しかけたり、メンバーからも声掛けがあったりするなど、落ち着いた雰囲気で移動するメンバー達。舞菜は先導するえりぴよが振り返り、目が合った時、自分の未来が暗くなっても、えりぴよの光さえあれば先に進めると感じていた。

停電は復旧されないまま、チェキ会が開始され、ペンライトを点したままのファンたちが並び始める。トナカイの鼻を光らせたままの利ぴよは、舞菜の列に並び、そのままチェキを取ってもらう。チェキを取る前に、舞菜は意を決したようにえりぴよに近づき、そして満足そうに笑っていたが、いつもはチェキの枠にお互いがギリギリ入るくらいの隙間を埋められたえりぴよは、近くに居る舞菜に、クリスマスの奇跡だと緊張する。

イベントを終えて、ちゃむ全員からファンに向けての挨拶の時、れおは一緒に過ごせて幸せだったと話し、話の締めくくりは舞菜に任せていた。突然話を振られた舞菜は、少し緊張した様に前髪を触り、それでも来年以降も一緒にクリスマスをしたいと話し、自分もえりぴよの未来に居たいと心の中で付け加える。

すっかり雨が止んだ地上に出てきたえりぴよ達。チェキを、サンタとトナカイという完璧な2ショットで撮れた上機嫌なえりぴよに、撮ったチェキを見せてもらったくまさと基は、トナカイの鼻の発光が、えりぴよの顔を見えなくしているチェキに、離れていても顔がはっきりしている方がマシだと思うが、これは本人には言えずに黙ってしまう。この沈黙を羨ましいのだと受け取ったえりぴよは、また上機嫌に軽やかに飛んで見せる。

雪が振り始め、えりぴよを始めくまさや基、ちゃむのメンバーもそれぞれに空を仰ぎ見る中、舞菜は空に向かってスマホをかざし、写真を一枚取っていた。

舞菜は、雪が降る空を取りながら、自分もえりぴよの世界を照らせるようになろうと考え、写真をブログに載せる。これを見たえりぴよは、写真がアップされるたびに悩んでいた、男の影を探す余地が無いと、少し呆けた、安堵した表情になり、舞菜の可愛らしさに萌えるのだった。

 

ここから感想

基がいつも通りに戻り、少しは真っ当に生きてくれるかと思ったが、そうはならないのが現実ですね。えりぴよなら自分の所為だと分った時点で、握手会で土下座して謝りそうなものなのに、基はしれっと握手して萌えて帰ったんだろうな…。

舞菜の好感度が上がっていくえりぴよ。七夕の短冊が届かなかった事は、影響しないみたいで、本当に、この後も彼女たちのペースで愛を育んでいけば良いと思うよ。もうここまでくれば、勘違いエピソードも怖くないと思っているけれど、やっぱりあると怖いのがバレンタインのタイミングで浮気疑惑が出ることだね。がんばれえりぴよ。

そういえば、舞菜に積んでいた時のえりぴよのバイトの制服…浮き輪はプールの監視員か何かだろうか。それにしては色が緑と言うのは納得できん。

 

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